2017/10/21 14:06

この生地ってなんですか?

作家さんが染めたんですか?

ってよく聞かれます。


rételaさんのバッグとスカートエプロン


この素材は、インドのブロックプリントの制作時に、

作業台に敷いていた布。 

ブロックプリントとは、手彫りの木のハンコにインクを付けて

布に押し付けて行く技法なのです。


作業台に敷かれた布は、

1つのブランド作業が終わった時点で、布の交換を行います。

この作業の際に、インクが下の布に沁みたり、

はみ出したり、試しに押してみたり、

約3週間以上かけてブロックプリントの色や、柄が

複雑に重なり、機械では決して作れない美しい

1枚の絵画のようなテキスタイルが出来上がるのだそうです。





そのため、その時々で様々な模様が生まれ、

同じ柄にならないためすべて一点ものになります!


その時々で、軽く染まったものや、

たくさんインクがついたり、

裏側も使用したり(スカートエプロンの場合、

リバーシブルでも使えるので、お得です)

また、さらに金や白の不透明インクが付いたりもします。


特にクリムトやジャクソン・ポロック好きの方に人気です。


この布地に注目したリテラさんは、

リテラではインドの工場と協力体制をとり、

敷き布を支給する代わりに、

プリント作業後返還していただくことにしたのだそうです。

目の付け所がすごいですね。




今までは、こんな美しいものが廃棄されていたとは、

もったいない!


敷き布は返還・回収後、一晩お湯につけ布を柔らかくし、

更に3度水洗いをかけて太陽の下で乾かします。

(とても、手間がかかってます)

乾いた生地は裁断、縫製、検品など、たくさんの人の手を経て

世界に一つしかないプロダクトとして生まれ変わります。


うなぎの寝床さんのリテラさんインタビューはこちら